こんにちは!げんぼーです!もうすぐ中国語を学習し始めて2年になりますが、これまでたくさんの単語、文法を学んできました!これからはその中でも特に大事だな、会話でよく使うなと思うものを積極的にこのブログに書いていこうと思っています!
今回ご紹介するのは、いわゆる「把構文」と呼ばれるもので、会話でしょっちゅう使う文法です!これをマスターすれば会話の幅が格段に広がるので是非マスターしちゃいましょう!
把構文とは
把構文とは何か、簡単に説明しますと、日本語の「を」です。また、本来目的語の位置は動詞の後ろにあるはずなのですが、この構文になると目的語が動詞の前に来ちゃうんです!
例を挙げますと、我丟掉垃圾(ゴミを捨てる)の場合「丟掉」が動詞で、「垃圾」が目的語です。これを把構文を使って表すと、我把垃圾丟掉了。となります。(中国大陸では丢の代わりに扔が使われます。)
このように、「把」の次に来ている単語は目的語である「垃圾」、その後に動詞である「丟掉」となります。
これは日本語で考えた方が恐らく分かりやすいかと思います。目的語+を〜する。と考えて見てください。例えば、1. 服を洗濯機に入れる。2. 昨日買ったカバンを母にプレゼントする。3. 携帯を机の上に置く。などです。
これらを把構文で表すと自然な中国語にすることができます!
- 我把衣服放在洗衣機裡。(我把衣服放在洗衣机里)
- 我把昨天買的包包送給媽媽。(我把昨天买的包包送给妈妈)
- 我把手機放在桌子上。(我把手机放在桌子上)
どうですか?とっても簡単に表すことができました!実は把構文を使わなくともこれらの文は成り立つのですが、使った方が分かりやすいですし、頭の中で整理しやすくなります!
つまり、「把」は日本語の「を」であるということを押さえておいてください!!ちなみに発音はbǎ(3声)です!
例文
言語学習で最も大切なことは例文をたくさん声に出して、そして自分で作ることですので、この構文を使ったいくつかの例をご紹介します!!みなさんも一緒に考えてみてください!
- この本を彼女にあげたくない。→我不想把這本書給她。(我不想把这本书给她)
- 花瓶を割ってしまったので、お母さんがとても怒っている。→我不小心把花瓶打碎了, 媽媽很生氣。(我不小心把花瓶打碎了, 妈妈很生气)
- 出かけるときは鍵を持っていくのを忘れないで。さもないと帰って来たとき開けられないよ。→出門的時候別忘了把鑰匙帶上, 不然回家就開不了門了。(出门的时候别忘了把钥匙带上, 不然回家就开不了门了)
- トルネードが家を吹っ飛ばした。→龍捲風把房子吹走了。(龙卷风把房子吹走了)
- 彼女は髪型を今流行りの短髪に変えた。→她把頭髮剪成時興的短髮。(她把头发剪成时兴的短发)
- お父さんが机の本を整理するようにと言った。→爸爸讓我把桌子上的書整理一下。(爸爸让我把桌子上的书整理一下)
どんなに長くなっても、基本は「把」を日本語の「を」と考えることを忘れないでください!慣れてくればわざわざ日本語に変換しなくても頭で考えて話せるようになります!!

將(将)
もう1つ、把構文と一緒に覚えて欲しいのがこの「將(jiāng)」です。これは把と使い方は全く同じなのですが、少しフォーマルな感じになります!なので、論文や文章を書くときなどはこちらを使うことが多いです!
例 この文章を三段に分けた。→將這篇文章分成了三段。(将这篇文章分成了三段)
こんな感じです!日常会話ではあまり使われませんが、文章を書くときにはよく使われるので、是非覚えておいてください!
まとめ
「把」は日本語の「を」だということを頭に入れておけば、とても簡単な文法です!本当によく使われるので是非覚えて会話で使ってみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました!謝謝大家!
