中国

中国語留学は中国にするべき?それとも台湾にするべき?両者のメリット、デメリットについて詳しく解説!!

 この記事を読んでくださっている方は、中国語留学に興味を持たれている方だと思います。その際に、中国大陸に行くべきか、台湾に行くべきかを悩まれている方は多いかと思います。

 実際私も交換留学先を選ぶ際に本当に迷いました。結局交換留学は台湾にしたのですが、情報収集の際にあまり有益な情報を得られなかったので、今回はこのテーマについての記事を書こうと思います。

 ちなみに、この記事の信ぴょう性についてですが、私は大学一年生の時に中国の蘇州に一ヶ月短期留学をして、その後大学二年生の現在台湾に交換留学に来ています。今年の夏休みに2週間かけて中国のあらゆる街に旅をした経験もあり、両者の良さ、悪さについてはよく知っています。

 結論から言いますと、「どちらの方が良い」というのは断言できません。なぜなら人によって留学の目的であったり求めるものは異なるからです。

 ただ、両者のメリット、デメリットについて知ることで、留学先を決める際のヒントとなれば、と考えています。

中国のメリット

 留学先を中国にする際のメリットは、大きく4つが挙げられるかと思います。

中国の国旗イラストフリー素材

参考書の多い簡体字、普通話(中国語の標準語)で学べる。

 これは中国留学の最大のメリットだと思います。HSKや中検などの資格で使われているのは全て簡体字です。台湾では繁体字を使用しているので、台湾で繁体字を勉強して、資格を取る際にまた簡体字を覚え直すのは二度手間ですよね。

 また、標準の普通話を学べるのも大きなメリットだと思います。中国人のアクセントと台湾人のアクセントは結構違います。(問題なく通じますが)

 なので初めから標準で学びたい。という方には中国留学が向いているかもしれません。

簡体字で書かれた教科書(當代中文課程3より抜粋)

日本人が少ない

 日本人が少ないことをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかはあなた次第ですが、私は少なくともメリットだと感じます。また、日本人が少ないため、街を歩いていてもとても刺激的です。台湾ではまるで日本にいるかのような気になることもあります。

 留学し、言語を習得する際にいつも日本人と遊んでばかりでは、なかなか言語は上達しないと思います。また、その国の文化についても最大限理解することも難しくなります。(といっても自分次第ですが)

歴史ある観光地が多い

 中国には55箇所もの世界遺産があり、(2019年7月)何と言っても中国は広いですので、たくさんの訪れるべきスポットがあります。留学中にその全てに行こうと思っても行けないくらいです。台湾では一年の留学で台湾中のほとんどの観光地に行く機会があると思います。

 私も留学中にこのような世界遺産を巡れたりしたら楽しいだろうな。と羨ましく思ったりもしています。

万里の長城 photo by げんぼー

とても発展している

 中国はご存知の通り、急速な経済発展を遂げています。その凄まじい経済発展を留学のうちに体感しておけば、今後の大きな経験とすることができると思います。

 例えば、物を買うときにはインターネットショッピング、タクシーを呼ぶときもスマホで予約し、支払いも電子マネーといったように、現在の日本では体験することができないかもしれない先進的な技術を体験することもできます。

凄まじい経済発展を遂げる上海 photo by げんぼー

台湾のメリット

 続いて、台湾のメリットについて挙げていこうと思います。

台湾の旗1

治安が極めて良い

 台湾の治安は極めて良いと感じます。もちろん中国の治安が悪い訳ではありませんが、中国では地下鉄、高鉄に乗る際に毎回厳しい手荷物検査などがあり、それだけでも何か起こるのではないかという不安も感じる方もいるかもしれません。

 ただ、台湾の治安は本当に良く、スリやぼったくりなどの軽犯罪でさえ起こる雰囲気がありません。(もちろん注意することは大事です)

 治安の良さは留学先を選ぶ際に重要となってくるポイントだと思います。

日本食レストランが多い

 留学先で心配なのは食事ですよね。幸い中国と台湾どちらの食事も本当に美味しいので、食に困ることはないでしょう。ただ、たまには日本食を食べたいと思うことはありますよね。

 でも、台湾には多くの日本食レストランがあり、食べたいと思うものは基本的に何でも食べられると思います。例を挙げると、定食屋の「やよい軒」は中国にはありませんが台湾には20軒もあります。(2019年11月現在)

 日本食レストランが多いというのは、とても大きなメリットになってくると思います。

台湾人がとても優しい

 留学先で何より大切なのはその国の国民性ですよね。

 中国にも日本に興味を持ってくれている人はたくさんおり、優しい人はたくさんいます。”中国人は情に熱い”というのは間違いないと思います。ただ、反日教育の影響もあってか年配の世代では日本のことをあまりよく思っていない人がゼロではない。というのも事実です。実際中国でタクシーに乗ろうとした時に日本人だからという理由で乗車拒否されたことがあります。(一度だけですが)

 ただ、台湾人の優しさはそれを上回ると感じます。中国語で話しかけたら必ず喜んでくれ、日本人だという理由で特別扱いされることもあると思います。台湾人の優しさは本当に素晴らしいです。

中国のデメリット

人が多い

 中国は何と言っても人が多いです。人口世界第1位を誇る中国では、どこに行っても人まみれです。国慶節などの休日にはあらゆる街が人で溢れかえるみたいです…

 人が多い分窮屈に感じてしまう方もいるかもしれませんが、人の多さは慣れるしかないかと思います。

北京の有名な観光地である故宮 photo by げんぼー

公安(警察)が怖い

 これはデメリットといえるのかどうか分かりませんが、中国の警察は常に街を警備していて、突然身分証の提示を求められることがあります。私も上海に行った際に突然公安に止められ、パスポートを見せろ。と言われました。特に問題はなかったのですが、不携帯だと連れていかれるそうです。(もちろん台湾でも不携帯はいけませんが、街を歩いていて警察に身分証の提示を求められることはまずないです)

 また、銃を構えた公安も配備されており、歩いているだけでも結構怖さを感じました。でも公安が街を厳しく監視してくれているから治安が安定している。と捉えることもできますが…

中国の公安 photo by げんぼー

現金が使えないことがある

 中国での支払いの基本は電子マネーである微信(WeChatPay)や支付宝(アリペイ)です。長期の留学なら銀行口座を開設して、これらを問題なく使うことができるのですが、例えば2週間や1ヶ月の留学で銀行口座を作って、、というのはなかなか厳しいですよね。

 中国人は現金を持たない主義の人がほとんどで、もちろん現金は使えるのですが、お釣りがないという理由で使用を断られてしまうこともあります。

 そのため、買い物をする時にいちいち現金が使えないかもしれない。と考えながら過ごすことにストレスを感じてしまうかもしれません。

方言が多い

 中国には多くの方言があり、中国人同士でも通じないこともあるみたいです。北京には東北訛りの普通話、上海には上海語、広州には広東語といったように、それぞれ異なる方言があり、違う地域で発音、文法、アクセントなどが違ったりします。

 外国人には普通話を話してくれるとは思いますが、方言が多いというのはデメリットの1つに数えられると思います。

インターネット規制がある

  中国にはインターネット規制があり、私たちが日常的に使っているgoogleを始め、instagram、twitter、facebook、 youtubeなどを閲覧することができません。ただ、VPNというサービスと使ってその規制をかいくぐり閲覧することは可能です。(無料のは接続に時間がかかったりします)

ビザが必要

 日本人の中国でのビザ無し滞在は15日までで、それ以上を超える場合はビザの申請が必要となります。ということは、1ヶ月の短期留学でもビザの申請が必要となります。

 台湾ではビザ無し滞在は90日までなので、それ以下の短期留学ならばビザが必要ない。ということになりますね。

台湾のデメリット

参考書が少ない繁体字、台湾訛りの中国語

 台湾で使用されている文字は、中国大陸とは異なる繁体字です。繁体字で書かれている参考書はそもそも数が少なく、日本の大学で学ぶ中国語は基本的に全て簡体字なので、最初は繁体字に慣れるのに苦労するかもしれません。(例:”亀”の簡体字は”龟”、繁体字は”龜”)

 また、話されている中国語も独特の舌を巻かない台湾訛りと呼ばれるもので、初めは慣れるのに苦労するかもしれません。実際、私も初めは台湾の中国語に慣れるのにとても苦労しました。

 使われている単語も違ったりします。例えば、中国ではバスのことを”公交车”, ”公共汽车”と言ったりしますが、台湾では”公車”といいます。それらの違いを新しく覚えていくのにも苦労するかもしれません。

繁体字で書かれた教科書 當代中文課程3 より抜粋

日本人が多い

 台湾にはたくさんの日本人留学生や日本人観光客がいます。

 実際、台北市内を歩けば日本人に出会う可能性は極めて高いです。日本人がいると何かあった時に助けてくれたり心強いものではありますが、先ほど書きましたようにせっかく留学に来ているのに日本人とばかり一緒にいても勿体無いと思います。(もちろん自分の意識次第です)

新鮮感が得られないかもしれない

 台湾は日本と似ていることが多い国ですので、新鮮で刺激的な事が中国に比べて少ないと感じます。また、観光地が中国に比べてとても少ないため、1年もあれば台湾のほとんどの観光地は行く機会があると思います。

 ちなみに、2019年現在、台湾に世界遺産はありません。

結論: 中国はこんな人にオススメ

 簡体字、普通話で中国語を勉強したい、刺激を求めたい、歴史ある観光地をたくさん訪れたい、発展した社会を自分の目で確かめたい

結論:台湾はこんな人にオススメ

 困った時に日本人がいてくれる方がいい、台湾人と仲良くなりたい、治安を重視したい、手間のかかるビザの申請はできるだけしたくない

まとめ

 いかがだったでしょうか。中国には中国の良さ、悪さがあり、台湾には台湾の良さ、悪さがそれぞれあります。

 これからの時代、中国語を勉強することはとても有益なことです。自分の納得のいく決断ができるようにしてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました!!

今中国語を勉強するべき?英語と中国語どっちが大事?中国語を学ぶメリットとは?  こんにちは、台湾に留学中のげんぼーです。  さて今回は中国語を学ぶべきかというテーマについての記事を書きたいと思います。 ...

 

 

ABOUT ME
げんぼー
大阪出身の20歳大学生です。大学から中国語の勉強を始め、1年生の夏休みに中国の蘇州へ短期留学をして、台湾の大学へ1年間交換留学をしました。 旅をすることが好きで、台湾本島一周や中国大陸横断ひとり旅なども経験しました。このブログでは、台湾の情報について主に紹介していこうと思います!少しでも読者さまにとって有益な記事を書けるように努めたいと思います!趣味はプロ野球観戦と写真撮影です! インスタグラムでは中国語話者向けに日本語を、日本人向けに中国語を教えるアカウントを始めました!よければそちらもご覧ください! @genbo_japanese HSK6級/TOEIC850点/英検準一級