中国

【体験談】15日間の中国大陸旅行記。中国の壮大さを実感した、貴重な体験でした

 皆さんこんにちは。げんぼーです。さて、私は1年間の台湾留学中の夏休みに台湾一周旅と中国大陸横断旅に出かけました。以前の記事で台湾一周旅についてご紹介しましたが、その続きである中国大陸の旅行記を書きたいと思います。中国にどのような観光地があるのか知らない、という方や中国に一人旅をしてみたい、と考えておられるツワモノ達への参考になれば幸いです。

まずはじめに

 まずはじめに、中国へ旅行へ行く前に必ず知っておかなければならないことがいくつかあります。これを知らずして中国に旅行へ行くことはできません。

ノービザ旅行は15日まで

 日本人の中国ノービザ旅行は15日までです。それを超えてしまうと不法滞在となってしまいますので絶対にオーバーステイしないように注意してください。この15日というのは、入国日を含めて15日ですので、仮に8月1日に入国した場合は8月15日までに必ず出国しなければなりません。

ライン、インスタなどは使えない

 中国では当局の規制により、日本でいつも使っているライン、インスタグラム、ツイッター、YouTube、グーグルなどは使えません。この規制をかいくぐるにはVPNという機能を使う必要がありますが、無料のものは回線が遅くストレスが溜まるので有料のものを購入することをオススメします。

 地図は「百度地图」というアプリをダウンロードしてから旅行に行くようにしましょう。

現金が使えないことがある

 ご存知の方も多いかと思いますが、中国ではスマホ決済がかなり進んでいます。現金を持たない人がほとんどで、代わりに「微信」「支付宝」というスマホ決済が使われています。ただし、これは中国に銀行口座がないと使えないので外国人は現金を使うしかありません。たまにお釣りがないと言われたりすることがありましたが、基本的には対応してくれます。

本旅の旅程

 台北→上海→蘇州→北京→西安→張家界→重慶→成都→香港

 これらの街を15日かけて巡りました!距離にすると6000キロ以上もある大旅行です。移動の時間が勿体ないとも思いましたが、15日間の中でできる限りの街を巡りたいと思った結果これらの街を選びました。

1都市目 上海

 さて、ここからは旅行の体験記を書いていきます。台北から約2時間ほどのフライトでまずは最初の目的地である上海浦東空港に到着しました。イミグレでは滞在目的などを詳しく聞かれましたが、帰りの飛行機の日程を伝えると問題なく入国できました。

 ここからリニアに乗って上海の中心地に向かいます。30キロほどの道のりをわずか7分で到着するリニアに圧倒されつつ、到着後は上海の主要観光地を巡りました。

外灘から見た上海(昼バージョン)
夜バージョン

 夜はずっと観たかった「中国雑技団」というパフォーマンス集団の公演を観ました。当日のチケットもあるそうですが、不安だったこともあり事前にこちらのサイトで予約を済ませました。人間離れしたパフォーマンスに1人でしたが感動せずにはいられませんでした!他のお客さんたちのほとんどが外国人でした。

 上海で泊まったゲストハウスは薄気味悪く、部屋も汚く、スタッフの愛想がとてつもなく悪かったのであまりいい思い出はありません。これが中国かと洗礼を受けることとなりましたが、次の日の朝には上海を出発することとなっていましたので気にせず眠りにつきました。ちなみに、今回の旅行で宿泊したゲストハウスは全て一泊1000円以下の場所を選びました。

2都市目 蘇州

 上海から100キロほど離れた場所に、蘇州という美しい街があります。ここは以前短期留学で訪れたこともあり、思い出に浸る1日とすることにしました。

 上海→蘇州 39元(600円)移動時間 30分 移動距離 100キロ

 そのため、今回の旅ではあまり観光地を巡らなかったのですが、ゲストハウスで知り合った中国人の青年と仲良くなり、一緒にご飯を食べに行くことになりました!彼は日本にとても興味があるみたいですぐに打ち解けることができました。

 蘇州で必ず飲むべきものがあります。それが「七分甜」というお店のマンゴースムージーです。これは蘇州にしかないお店で他の地域では見つからないため、蘇州を訪れた際には是非飲んでみることをオススメします!

3都市目 北京

 上海と蘇州という大都市をわずか2日という早さでスピード観光を済ませたあとは、北に1000キロ以上離れた北京へ向かい高鉄に乗りました。蘇州から北京までは飛行機か高鉄という選択肢があったのですが、飛行機より少し安い高鉄に6時間身を委ねる覚悟をしました。これが本当に地獄で、6時間座りっぱなし、周りの人たちはうるさすぎて眠ることもままならない… 人生で一番長い6時間だったように感じます。(大げさ)

蘇州北→北京南 523元(8000円)移動時間 6時間 移動距離 1138キロ

 それでも首都北京には世界遺産を含むたくさんの観光地があり、3日間かけて堪能しました。それでは北京の壮大な風景、建物をご覧ください!

北京で訪れた観光地

 ✔︎天安門

 北京といえば、天安門です。テレビでしか見たことのなかった毛沢東の肖像画を自分の目で見られる日が来るとは思ってもいませんでした。

ナイトバージョン

 ✔︎万里の長城

 始皇帝の時代に北方からの敵を防ぐために作られた巨大な防御施設である万里の長城の全長はなんと8800kmにもなります。中国で最も有名な世界遺産と言っても過言ではない万里の長城には様々なコースがあるのですが、今回はその中でも一番人気の「八達嶺長城」を選びました。

 ✔︎故宮(紫禁城

 明、清王朝の巨大皇宮である故宮博物館も中国が誇る世界遺産の1つです。明の時代の永楽帝が築き上げた故宮を見ると映画「ラストエンペラー」のシーンを思い出す方も多いかと思われます。歴史好きにとってはたまらない場所です。

 ✔︎王府井(ワンフージン)

 北京で最も有名な繁華街である王府井(ワンフージン)です。ここにはたくさんのショッピングモールや飲食店が林立しています。

 王府井を観光していて目を疑う光景が飛び込んできました。なんとサソリが売られていたのです。しかも食べる用のサソリです。こんなゲテモノを食べる人がいるのでしょうか…

 ✔︎南鑼鼓巷(ナンルオクーシャン)

 こちらは食べ歩きができるかつ昔ながらの雰囲気が楽しめる北京の超人気観光スポットです。週末は人でごった返すので、特に夏は暑さに注意です。

 

 ✔︎盧溝橋

 日中戦争が勃発するきっかけとなった盧溝橋事件が行われた盧溝橋に来ました。今では観光地となっていますが、昔ここで日本と中国の戦争があったのかと思うと胸が痛くなります。

4都市目 西安

 さて、北京を最大限に堪能したあとは、古代中国の都西安に寝台列車で向かいました。約12時間かけた人生発の夜行列車の感想は、意外と居心地がよかったです。(笑)もし中国の夜行列車を乗る予定がある方は下段ベッドを選ぶことを全力でオススメします。上段ベッドの方が安いのですが、少しでも寝相が悪ければ落下してしまう危険性や車窓を見ることができないという利便性の悪さゆえの値段となっています。

 ちなみに、充電器をさすコンセントは1つしかなく、4人で譲り合って使いました。隣の中国人の方が優しい方で助かりました。

 北京西→西安 415元(約6000円)移動時間 12時間 移動距離 1076キロ

 さて、西安といえば誰もが知っている有名な場所があります。そこに行かない手はありません。というわけで兵馬俑を見にいきました!ここは歴史の教科書にも載っている場所で、1つ1つの顔がそれぞれ違うという特徴があります。ここは小学生の頃から憧れていた場所だったので、感無量でした。

✔︎兵馬俑

 西安の夜もとても美しいです。钟楼と呼ばれるお城がライトアップされている姿に中国の偉大さを感じました。

 西安の料理も美味しくて、ビャンビャン麺は西安発祥の麺だということもあり、街の至る所に麺屋さんがありました。ビャンビャン麺の特徴は麺がとっても太く、コシのある麺だという点です。大量の油、胡椒、唐辛子で味付けされた麺は身体に良くないことは一目瞭然ですが病みつきになりました。たまらなく美味しかったです。

人で溢れかえるナイトマーケット

 さらにビャンビャン麺を漢字で書くと画数がえげつないことになります。(笑)興味がある方は調べてみてください。

5都市目 張家界

 西安を後にし、続いて向かったのは張家界という街です。ここはアバターの世界に入り込める場所として外国人観光客に多大なる人気を集めています。ということもあって、欧米からの旅行客がとても多かったです。

 移動には空路を使用しました。初めての中国国内線ということもあり、緊張と不安でいっぱいでしたが特に問題はありませんでした。印象深かったのが、中国国内線の荷物検査がとてつもなく厳重だったという点です。中国では高鉄や地下鉄に乗る際にも安全検査があり厳重な検査が行われるのですが、国内線の検査はそれ以上に厳重でした。

 西安→張家界 700元(1万円)移動時間 2時間 移動距離 969キロ

 西安から張家界に向かう飛行機は夜遅くに着く便しかなく、到着した頃はすでに夜遅かったため、本日の宿に行くための手段としてタクシーしかありませんでした。空港を出たすぐにたくさんのタクシーの勧誘があり、その中の1つに乗ることにしましたが、その運転手に旅行会社らしき場所に連れて行かれ、張家界公園の入場チケットを高額で売りつけられそうになりました。相場を調べていたので断りましたが、これで機嫌を悪くしたのかゲストハウスまでの料金を空港で聞いていた料金より高く請求されました。流石に喧嘩になっても怖かったのでそれに従いましたが、物騒な世の中だなとしみじみと感じました。

 前日のアクシデントを引きずるかのように、またしても不運なことが起こりました。アバターの世界として称される武陵源に来たのですが悪天候に見舞われました。霧がかっており、雨もパラついていました。なんといっても、張家界の滞在日数はわずか2日だったため、翌日天気が良くなることを祈りながらこの日は諦めました。

 そして翌日、恐る恐る外を見ると昨日の濃霧とは裏腹に絶好の天気に見舞われました。まさにアバターの世界!と思いながらその絶景に一瞬で心を奪われました。(アバター見たことありませんが)武陵源にはガラス張りのスポットなどもあるのですが、今回は時間の都合上行くことができませんでした。次にリベンジです!

 326メートルもの高さをわずか1分という猛スピードで駆け上がる世界一の高さを誇る野外エレベーター「百龍エレベーター」は圧巻でした。エレベーターに乗ってしばらくすると辺り一面に武陵源の壮観な光景が飛び込んできます。300メートル以上の高さから眺める光景につい言葉を失ってしまいました。

 この洞窟も見応えがありました!30人ほどが1組になってガイドさんについて行くのですが、洞窟に入る前に「私についてこないと迷って出られなくなるよ」と軽く脅されたのですが約2時間ほどの洞窟探検も価値ある貴重な経験でした。

6都市目 重慶

 張家界の次は中国で一番人口が多い街、重慶を訪れました。移動は時間の関係上今回も飛行機を利用しました。重慶は火鍋店と美女が多い街として有名なんです!

張家界→重慶 700元(1万円)移動時間 1時間ちょっと 移動距離 602キロ

✔︎洪崖洞

 重慶といえば、何と言ってもこの洪崖洞です。まさに千と千尋の神隠しの世界に入り込んだかのような気分です。これは本当に言葉を失いました。台湾の九份の10倍以上の迫力とリアルさでした。この魅力が写真でも最大限伝わるように精一杯一眼レフを構えました。

 今回の旅で一番印象に残っている場所が重慶の洪崖洞です。いかがでしたか?まさに千と千尋の舞台ですよね?

 この中にはたくさんのお店があるのですが、特に印象的だったのが自分の名前をこのように描いてくれる絵師のお店です。自分の干支の動物を名前の中に入れてくれるのが粋な計らいです。

✔︎長江

 中国最長の河川である長江を上から眺めるロープウェーもオススメです。ここから眺める美しい長江と発展した重慶の高層ビル群が合わさった景色はまさに絶景です。

✔︎火鍋

 重慶がある四川は火鍋が名物で、その辛さが最大の特徴です。日本で食べる火鍋なんて比になりませんでした。辛すぎて舌の感覚が麻痺するレベルでした。その辛さは次の日になっても消えず、もう2度と食べないと誓いました。

 重慶に住んでいる友達に会い一緒に食べに行ったのですが、私1人だけヒーヒー言っている中、彼は涼しい顔をしてスープをガブガブ飲んでいました。こいつは正気か?(笑)

真っ赤に染まった重慶火鍋。これでも微辣(辛さ控えめ)だそうです…
恐ろしい…

7都市目 成都

 そして重慶から高鉄で隣町の成都へ向かいました。成都は重慶と同じ四川省にあり、同じく観光地が多い魅力ある街です。隣町と言っても300キロ離れていますが…

 重慶北→成都東 154元(2300円)移動時間 1時間半 移動距離 300キロ

✔︎パンダ

 四川といえば、パンダです!成都にはパンダが見られる動物園があるので、成都に住んでいる友達に案内してもらい、連れて行ってもらいました!

生まれたばかりの赤ちゃんパンダも見ることができました。

✔︎变脸

 また、四川名物の1つである变脸を観に行きました。これは踊っているうちにどんどん顔が変わって行く芸で、日本でも知っている方は多いのではないのでしょうか。これを本場で観ることができたのは一生の思い出です。

街のいたるところにパンダがいました

8都市目 香港

 成都から飛行機に乗り、今回の旅行の最後の街である香港へ向かいました。ちなみに、ノービザ旅行は香港に出国すればリセットされます。つまり、一度香港に出国すればもう一度ノービザで15日滞在することが可能です。(ただしイミグレで怪しまれる可能性はあります)

 そのためこの香港は上海に到着してから16日目です。この時期は香港の抗議活動デモが本格化し始めた時期ということもあり、不安はありましたが問題なく観光を楽しむことができました。香港の抗議活動デモについてはこちらの記事をご覧ください。

総括

 これで15日+香港での1日、合計6000キロ以上の大旅行が終了しました。感想は、現金しか使えない外国人にとって不便さを感じることはありましたが、たくさんの中国人の優しさを感じることができ、さらに普段決して行かないような内陸の方にも行けたのでとても貴重な経験となりました!ゲストハウス等で新たな出会いがあるのも旅の醍醐味だなとつくづく感じました。また、中国沿岸部と内陸部では中国語の発音も違ったりするのが面白い発見でした。

  ちなみに、今回の移動で使用した高速鉄道の切符は全てtrip.comで予約し、駅の窓口でパスポートを見せて引き換えという形でした。中国の高速鉄道の切符はすぐに売り切れてしまうため、早めの予約が必須です。なので旅行前にこのサイトから予約することをオススメします!

 この記事を書いている2020年4月3日現在はコロナウイルスの影響で旅行に行くこともできない状態が続いていますが、一刻も早く終息してまた元の世界に戻ることを心から祈っています。最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
げんぼー
大阪出身の20歳大学生です。大学から中国語の勉強を始め、1年生の夏休みに中国の蘇州へ短期留学をして、台湾の大学へ1年間交換留学をしました。 旅をすることが好きで、台湾本島一周や中国大陸横断ひとり旅なども経験しました。このブログでは、台湾の情報について主に紹介していこうと思います!少しでも読者さまにとって有益な記事を書けるように努めたいと思います!趣味はプロ野球観戦と写真撮影です! インスタグラムでは中国語話者向けに日本語を、日本人向けに中国語を教えるアカウントを始めました!よければそちらもご覧ください! @genbo_japanese HSK6級/TOEIC850点/英検準一級